やまとうたは、

人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。

八百日ゆく浜の真砂を君が代の

数に取らなむ沖つ島守 短歌 こまごま二年分 あの日見た空の広さと海の青、この世の美しいものすべて /小黒 #羅小黒戦記短歌 これからのひとつひとつでこれまでの百年分の君に追いつく /師弟 #羅小黒戦記短歌 心ごと預けるような幼子の重みを抱いて世界は笑う…

年ごとに生ひそふ竹の代々を経て

変らぬ色を誰とかは見む アイドル短歌12月分まで あの夏を忘れたくない 迷っても星を目指して歩けるように /Snow Man 僕たちの立つ場所すべてダンスフロア 爪の先までほらね、食べ頃 /Snow Man ネイル?いやマスカラ変えた?ワンピース…は見たことがある、違…

いつも聞く麓の里と思へども

きのふに変る山おろしの風 アイドル短歌7月分まで 『武器各種取り揃えてます』花だけを連射していくマシンガンとか /佐久間大介 指先がなぞる鏡面それさえも甘いんだろね、“君は完璧” /Snow Man 降る雪がこんなカラフルだってこと10年前は知らなかったな /Sn…

はかなくて過ぎにしかたを数ふれば

花にもの思ふ春ぞ経にける アイドル短歌1月分〜3月分 1月 少しだけぎこちなかった花の名も鼓膜にやわく染む春隣 /Snow Man きみの名は春の約束 この先も逢うべき春に花は色づく /Snow Man 2月 約束をしとこう、それじゃ人生のいつかどこかでハチ公前で /目黒…

いにしへにありきあらずは知らねども

千歳のためし君にはじめむ アイドル短歌7月から 7月 捕まえておいた桜にワン・ツー・スリー、魔法で踊るピルエット /佐久間大介 もし今夜雲を散らしてくれるなら花も乙女も春を言祝ぐ /佐久間大介 通ひ路をそっと閉ざしてこのまんま地上で花と踊りませんか /…

久方の天の河原の渡し守

君渡りなばかぢかくしてよ アイドル短歌6月分 まだあげ初めし前髪の はじまりは夏を透かしてレモンイエロー /Snow Man ノックした扉の向こう、光の先、待っていたのは君だったのか /Snow Man ブラウスがはじき返した炭酸に夏は宿って君が笑って /Snow Man ち…

五月待つ花橘の香をかげば

昔の人の袖の香ぞする アイドル短歌5月分 あの星の名前は何と問う声に答える9つ分のステップ /Snow Man 両手から溢れるほどの幸運をきらきら纏ってパープル・パッチ /深澤辰哉 ドロップの缶を振ったらグレープが出たときみたいな幸福ひとつ /深澤辰哉 深呼吸…

心ざし深く染めてし折りければ

消えあへぬ雪の花と見ゆらむ アイドル短歌4月分 春の終わりにひとひらの花筏乗って漕ぎ出す夜は瑠璃色 /Snow Man 花の色は移りにけりな この春のトレンドは青、蒼天のいろ /Snow Man この場所はあの日のゴールでスタートでそして遥かな旅路の途中 /Snow Man …

いま桜咲きぬと見えて薄曇り

春に霞める世のけしきかな アイドル短歌3月分 コンサート・ホールに積もる新雪の名残をひとつ手元にたぐる /Snow Man 宵闇に見紛う毛並みのいきものの瞳はぎらりと細まって金 /Snow Man Spring has come! 次の春へ向かう365日の旅路 /Snow Man 切り札は最後…

雪の内に春はきにけりうぐひすの

こほれる涙今やとくらむ アイドル短歌2月分 吉方を向くためだけに今入れたアプリ、さよなら、また来年ね /深澤辰哉 いちばんに届く光を捕まえて毛先にぎゅっと閉じ込めて春 /佐久間大介 有明の月とおそろい こっそりと明かりを少し分けてもらった /宮舘涼太 …

いにしへにありきあらずは知らねども

千歳のためし君にはじめむ アイドル短歌1月分 真っ白な靴ひも結び直したら朝陽を吸って10km走る /岩本照 泣きながら握りしめてた運命が海の向こうで笑ってる、ほら /Snow Man 歯車を回す女神の指先もつかんで走れ水平線へ /Snow Man 葛藤も挫折も傷も憧憬も…

ふるさとは吉野の山し近ければ

ひと日もみ雪降らぬ日はなし アイドル短歌12月分 窓ガラス越し 月光を銀と最初に呼んだのは誰なんだろう /ラウール 瞳からこぼれた星に虹色のコットンキャンディ並べて宇宙 /Snow Man 右肩に降ってきたのは初雪か春を待ちきれなかった花か /Snow Man 特別に…

降りそむる今朝だに人の待たれつる

深山の里の雪の夕暮れ アイドル短歌11月分 翼をくれたなんてこと言うけれど肩甲骨をつついただけさ /佐久間大介 ご来場いただく今夜の公演は土星ステージペンライト付き /目黒蓮 爪の先までひとつなぎ音楽を奏でるための青い咆哮 /渡辺翔太 約16000K、確かに…

春霞かすみていにし雁がねは

今ぞ鳴くなる秋霧の上に アイドル短歌10月分 うさぎうさぎ何見て跳ねる こっそりと指で描いた愛見て跳ねる /阿部亮平 ショーケースの中で君のくちびるに一番相応しいのは僕だよ /Snow Man くちびるがなぜあるかって果てのない僕らの旅をものがたるため /Snow…

秋の夜の月の光しあかければ

くらぶの山も越えぬべらなり アイドル短歌9月分 気まぐれに小指ではじいて見せてみて その白銀の一等星を /ラウール 秋来ぬと目にはさやかに見えねども 付ける香水新しくした /宮舘涼太 背景を青一色で塗るようなそんな季節はもうすぐ終わり /向井康二 色男…

夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを

雲のいづこに月宿るらむ アイドル短歌8月分 好物は青色 特に梅雨明けの広々とした空の青色 /渡辺翔太 かき氷器で作られる雪山にたらりたらりと粧いの青 /渡辺翔太 折りたたみ式です。色も豊富です。おひとついかが、携帯用羽 /佐久間大介 レモン水越しに青空…

夏の夜のふすかとすれば郭公

鳴くひと声に明くるしののめ アイドル短歌7月分 朝食のめだま焼き見てなんとなく嬉しくなってもいいということ /Snow Man 今日だけはスポットライトも花束も桜吹雪も全部浴びてよ /佐久間大介 初雪を手にとったとき、ああ、愛はこういう形なのかと知った /Sn…

白露の玉もて結へるませのうちに

光さへ添ふ常夏の花 アイドル短歌6月分 きみのこと好きでよかった また春が来るのを待ってるって言えるから /Snow Man あの月のちょっと欠けてるとこ、実は夕飯のあと味見しちゃった /ラウール 遠足と運動会のおべんとはシャケとたらこと梅干だった /Snow Ma…

たちばなのにほふあたりのうたた寝は

夢も昔の袖の香ぞする アイドル短歌5月分 行く春の代わりに花を咲かせましょう 匂ひぬるかな薄紅、ひらり /Snow Man 最強の大人なのです なぜならば8輪の花を抱いているので /深澤辰哉 深海の底から空へ手を振って28回目だった昨日 /深澤辰哉 奇跡とか、必然…

夕暮れはいづれの雲のなごりとて

花たちばなに風の吹くらむ アイドル短歌4月分 この世界を変えるのなんてわけないよ ステップひとつ、ウインクひとつ /ラウール ベランダに出てみた 月はここからは屋根が邪魔して見えないみたい /向井康二 覚えてる メトロノームのカウントがひとつカチリと…

山高み見つつ我がこし桜花

風は心にまかすべらなり アイドル短歌3月分 撃ち落とすなんて誰にもできないよ 銀河系一速い彗星 /ラウール 心臓がドクンドクンと吼えている さながら獣、獰猛なほう /佐久間大介 天球に穴が空いたと思ったら満月だった話でもする? /渡辺翔太 地下鉄に乗っ…

声絶えず鳴けやうぐひすひととせに

ふたたびとだに来べき春かは アイドル短歌2月分 おまたせ!雪をお届けにやってきました4,312km /Snow Man 春の日を迎えることは永遠の誓いと似ている いつくしみふかく /Snow Man 待ち侘びた船出の朝を覚えてる 右の寝癖が直らなかった /目黒蓮 飛行機の窓か…

時は今は春になりぬとみ雪降る

遠き山辺に霞たなびく アイドル短歌1月分 デビューおめでとうございます!!!!!!!!! 初晴や スノードームに降る雪に重ねる春を待ちわびる花 /Snow Man 昼の月より青白く夜の月より銀色な靡くたてがみ /ラウール 吐く息の白さ 3週間後には地球を発って…

初雪のふるの神杉うづもれて

しめゆふ野べは冬ごもりせり アイドル短歌12月分 おなかの中詰めてるニトログリセリン なにもしないよ、持ってるだけで /ラウール もし解除失敗しても大丈夫、最後の晩餐済ませてきたし /深澤辰哉 歩くより走ってくより早く着く 爆風も泳いでこそのスワン /…

身に代えて花の惜しまじ君が代に

見るべき春の限りなければ アイドル短歌11月分 羽なんてないとか言って本当は空飛ぶ練習欠かしてないけど /佐久間大介 本当は絵本の中の王子だって内緒にしてね、朝が来るまで /ラウール 窓ガラスなぞる指先 これからはあのネオンさえ眩しくはない /岩本照 3…

常よりも篠屋の軒ぞ埋もるる

けふは都に初雪や降る アイドル短歌10月分もう秋なんですねえ デビューまであと3ヶ月を切ったんですね 14回まばたきしてよ、そのあいだ月にリボンを巻いてみるから /宮舘涼太 地球から数えて13個目の星 ないしょなんだけどそこから来たの /岩本照 朝焼けで目…

吹き結ぶ風は昔の秋ながら

ありしにも似ぬ袖の露かな アイドル短歌9月分 風の音はわかんないけど朝触れた水道水には来てたかも、秋 /宮舘涼太 「夏休み延長しますか?」はい・いいえ 去年だったらどっち押すかな /向井康二 秋空とカラオケボックス あの頃に歌ってた曲なんだったっけ /…

み吉野は山も霞て白雪の

ふりにし里に春は来にけり デビュー決定おめでとうございます!!!!!!!!!!!!あの8月8日を一生忘れません 鍵盤をひとつずつ踏む これは朝たまごサンドが食べたいの曲 /ラウール 一度だけ見せるね 右のつまさきが描く軌跡が星座のはじまり /佐久間大…

君が代に逢ふべき春の多ければ

散るとも桜あくまでぞ見む アイドル短歌7月分 階段を踏み外したときニュートンも感じたのかな万有引力 /佐久間大介 心臓が燃え尽きるときあの星とどっちの方が光ってるかな /岩本照 放課後の音楽室前しのび足 あ、『亡き王女のためのパヴァーヌ』 /阿部亮平 …

世の中になほもふるかなしぐれつつ

雲間の月のいでやと思へど アイドル短歌6月編どんどん新しいお仕事が発表されてまさに夏の季節に季節外れの雪を降らすSnow Manだな…!と頼もしく嬉しく思う一月でした! 世界がもし滅亡したらプリクラもクレーンゲームも星座になるかな /深澤辰哉 ザリガニが…