やまとうたは、

人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。

夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを

雲のいづこに月宿るらむ




アイドル短歌8月分




好物は青色 特に梅雨明けの広々とした空の青色 /渡辺翔


かき氷器で作られる雪山にたらりたらりと粧いの青 /渡辺翔


折りたたみ式です。色も豊富です。おひとついかが、携帯用羽 /佐久間大介


レモン水越しに青空覗いたら夏を緑に征服しよう /阿部亮平


小学校1年生の夏休み、何色に咲いてたっけな朝顔 /岩本照


あの夏の日 アイスクリーム、蝉の声、張り付く前髪、ペンライトの灯 /Snow Man


随分と遠くに来たね サイダーに溶ける氷と二人のこれまで /阿部亮平


これからの二人の旅に乞うご期待!やっぱ予告は派手でなくちゃね /深澤辰哉


星屑をひとつぶアーンと丸呑みにして左目に宿してるのさ /佐久間大介


明け方のコンクリに染む蝉の声 あと1時間寝てていいかな /目黒蓮


後ろ髪引かれることのないように後ろの髪は全部切っとく /目黒蓮


ヘンゼルとグレーテルみたい ひとつずつ飴を落として道標にして /岩本照


あの星は寂しがりだね 帰り道ずっと隣に着いてくるから /向井康二


光より音より風より夜更けより彗星よりも速い白銀 /ラウール


全員がアリーナ最前神席じゃ神様大盤振る舞いだよね /Snow Man


雪解けを待つのも悪くはないことを教えてくれたの君だったから /Snow Man


クーラーを一度切る 蝉の声越し35℃に揺れるカルピス /深澤辰哉


しゃぼん玉ひとつふたつと飛ばしてく このまま遠く遠くまで行け /佐久間大介