やまとうたは、

人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。

2019-01-01から1年間の記事一覧

身に代えて花の惜しまじ君が代に

見るべき春の限りなければ アイドル短歌11月分 羽なんてないとか言って本当は空飛ぶ練習欠かしてないけど /佐久間大介 本当は絵本の中の王子だって内緒にしてね、朝が来るまで /ラウール 窓ガラスなぞる指先 これからはあのネオンさえ眩しくはない /岩本照 3…

常よりも篠屋の軒ぞ埋もるる

けふは都に初雪や降る アイドル短歌10月分もう秋なんですねえ デビューまであと3ヶ月を切ったんですね 14回まばたきしてよ、そのあいだ月にリボンを巻いてみるから /宮舘涼太 地球から数えて13個目の星 ないしょなんだけどそこから来たの /岩本照 朝焼けで目…

吹き結ぶ風は昔の秋ながら

ありしにも似ぬ袖の露かな アイドル短歌9月分 風の音はわかんないけど朝触れた水道水には来てたかも、秋 /宮舘涼太 「夏休み延長しますか?」はい・いいえ 去年だったらどっち押すかな /向井康二 秋空とカラオケボックス あの頃に歌ってた曲なんだったっけ /…

み吉野は山も霞て白雪の

ふりにし里に春は来にけり デビュー決定おめでとうございます!!!!!!!!!!!!あの8月8日を一生忘れません 鍵盤をひとつずつ踏む これは朝たまごサンドが食べたいの曲 /ラウール 一度だけ見せるね 右のつまさきが描く軌跡が星座のはじまり /佐久間大…

君が代に逢ふべき春の多ければ

散るとも桜あくまでぞ見む アイドル短歌7月分 階段を踏み外したときニュートンも感じたのかな万有引力 /佐久間大介 心臓が燃え尽きるときあの星とどっちの方が光ってるかな /岩本照 放課後の音楽室前しのび足 あ、『亡き王女のためのパヴァーヌ』 /阿部亮平 …

世の中になほもふるかなしぐれつつ

雲間の月のいでやと思へど アイドル短歌6月編どんどん新しいお仕事が発表されてまさに夏の季節に季節外れの雪を降らすSnow Manだな…!と頼もしく嬉しく思う一月でした! 世界がもし滅亡したらプリクラもクレーンゲームも星座になるかな /深澤辰哉 ザリガニが…

袖ひちてむすびし水のこほれるを

春立つけふの風やとくらむ アイドル短歌5月編ふかざわさんやひーくんのお誕生日があったり嬉しい発表がたくさんあったり楽しい5月でした! 今日からも一緒に朝焼け探そうよ 時に初春の令月にして /Snow Man 少女漫画みたいな恋だ、なんてさ 左の耳に揺れてる…

春来ては花とも見よ片岡の

松の上葉に淡雪ぞ降る アイドル短歌4月編 すのまん春の地上波まつり最高にしあわせでした〜!!! 二藍の君のまつげは昨日見た流れる星と同じ直線 /深澤辰哉 男の子は何で出来てる? 星屑と仔犬のしっぽ ミルクチョコレート /岩本照 「あとひとつ、」最後に…

山深み春とも知らぬ松の戸に

たえだえかかる雪の玉水 3月の単独に行ってからどうしても何か形に残したくなり始めた短歌が増えてきたのでまとめて残しておきたいと思います 3月分は主に単独感想 「さあ今だ」世界をひとつに分け合って ぼくは歌うよ君の銀まで /あべさく 君が背負う青 僕…