やまとうたは、

人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。

久方の天の河原の渡し守

君渡りなばかぢかくしてよ


アイドル短歌6月分







まだあげ初めし前髪の はじまりは夏を透かしてレモンイエロー /Snow Man


ノックした扉の向こう、光の先、待っていたのは君だったのか /Snow Man


ブラウスがはじき返した炭酸に夏は宿って君が笑って /Snow Man


ちょっとだけ涙が出るのは夏のせい、炭酸のせい、君のせいだね /Snow Man


君がふと伏せたまつげに千年の恋ぞ積もりて淵となりぬる /Snow Man


夏色の果実ふたつに割ったなら色鮮やかに世界がわらう /Snow Man


心臓に狙い定めてばきゅん、もうきみのハートはオレンジ色です /向井康二


千年を撚って紡いだ糸ならば終わりが来ても千切れやしない /Snow Man


運命は在るんじゃなくて運命にする 赤い糸探し出すから /Snow Man


22時、電波の海で待ち合わせ うきわ何色買ったか当てて /目黒蓮


世界ごと掴んじゃえなんてったって愛から生まれてきたんだから /ラウール


恐竜も18歳になるときはちょっぴり照れてたりしたのかな /ラウール


地上へと降り立ってから18年、「足」ってやつもけっこう便利 /ラウール


散り際も美しくあれ 春を咲く花の名前を背負うのならば /Snow Man