やまとうたは、

人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。

常よりも篠屋の軒ぞ埋もるる

けふは都に初雪や降る



アイドル短歌10月分

もう秋なんですねえ デビューまであと3ヶ月を切ったんですね





14回まばたきしてよ、そのあいだ月にリボンを巻いてみるから /宮舘涼太


地球から数えて13個目の星 ないしょなんだけどそこから来たの /岩本照


朝焼けで目が覚める引っ越し2日目 早くカーテン買いに行かなきゃ /向井康二


近そうでほんとは遠くにあるんだってあそこの星も夏の記憶も /深澤辰哉


「餅をつくウサギに出会う」地球儀を一周させて三マス進む /目黒蓮


もし次もまた人間に生まれたら花屋と警官どっちなろうか /深澤辰哉


粉チーズ山盛りかけてたボロネーゼ、ちょっと雪山みたいじゃなかった? /渡辺翔


うつぶせで寝るのはむかし空色の卵を抱いてた頃の名残 /ラウール


ひとまわり小さい地球を手に入れてサッカーしようよ バスケでもいい /目黒蓮


自由ってなんだと思う?なんだろな、替玉するか選べるってこと? /佐久間大介


運命は流星の如く来るらしい 望遠鏡を磨いて待ってる /向井康二


「割り箸を見栄で余計にもらわない」ヘアワックスと今日の目標 /渡辺翔


手のひらで掴めるうちに見つけたい秋のしっぽはタータンチェック /ラウール


冒頭の2音目のこと考えてて奥歯磨いたかどうか忘れた /阿部亮平


新しい手帳を開く この日もし雪が降ったら迎えにきてね /Snow Man


幸せをひとくち大にちぎったら来週あげる ラッピングして /目黒蓮


無駄なことなんてひとつもないよって夜に星屑撒いて答える /深澤辰哉


もし明日世界が終わるとしたならば何食べたいか考えといて /宮舘涼太


ひとりだけ別の電車で帰るときなんとなく重い右足みたいな /向井康二


いちについて、よーいどん、から駆け出した流れ星 またいつか地球で /目黒蓮








10月は自分の仕事の関係でごたついていたり思うところがあったりしてあまり作れませんでした 残念

一口に「アイドル短歌」と言ってもいろんな想定があるな、とツイッターを見ていて思うのですが、大きく分けると
①ファンの気持ち
②アイドルが言いそうなこと
③恋愛絡み
④似合いそうな世界観
かなあ、と思っていて、②③④あたりは読む側としては線引き微妙かなとも思うんですが、作ってる側の意識的にはたぶん明確だと思います わたしは完全に④ だから主語はつけてません
まあ別にだから何ってわけではないんですが、結構いろんな想定で作られてるな〜〜〜〜〜〜〜〜〜と思いながらいつも見ています、という申告でした


あと、なるべく数に偏りが出ないようにしたいと思っているんですが、最近気づいたんですけどゆり組さんって難しい