八百日ゆく浜の真砂を君が代の
数に取らなむ沖つ島守
短歌 こまごま二年分
あの日見た空の広さと海の青、この世の美しいものすべて /小黒
#羅小黒戦記短歌
これからのひとつひとつでこれまでの百年分の君に追いつく /師弟
#羅小黒戦記短歌
心ごと預けるような幼子の重みを抱いて世界は笑う /無限
#羅小黒戦記短歌
運命は待ってくれない いとけない瞳をひたり、見合わせて夏 /小白
#羅小黒戦記短歌
いつかまた海へ出ようよそのときはあの頃よりも遠回りして /小黒
#羅小黒戦記短歌
左手に持っているもの余さずに繋いだ君の右手にあげたい /無限
#羅小黒戦記短歌
あれは何と問う子のまろい頬越しの世界のなんと美しきこと /無限
#羅小黒戦記短歌
思い出はいつも青空 はじまりも海も夜明けもあの桟橋も /小黒
#羅小黒戦記短歌
世界には筏と空と笛の音とそれだけなのだと知ったのも夜 /小黒
#羅小黒戦記短歌
片鬢を揺らす春風 いつだかの猫の吐息にすこし似ている /無限
#羅小黒戦記短歌
昨日切った子猫の爪のひとつだけ飛ばしたものが今晩の月 /無限
#羅小黒戦記短歌
パーカーの袖にひらりと薄紅の春や昔の春にあるらむ /大爽
#羅小黒戦記短歌
入ったら、なんて線引きしなくともはなからすべてゆるされている /黒限
#黑限_1WDW「霊域」
春風に尻尾のごとく揺る髪へ花を挿し入れてみたい、なんて /黒限
#羅小黒戦記短歌
貪欲に呑んで呑んでもまだ足りぬ足りぬと嘆く腹には獣 /無限
#羅小黒戦記短歌
息を吸うこと、食べること、星月夜の中あの子がふと笑うこと /老君
#羅小黒戦記短歌
黒髪の師にも白髪の猫にも等しく花は降って春色 /黒限
#黑限_1WDW「白髪、黒髪」
右肩に降る花時雨の冷たさも百年後は忘れてしまうの /無限
#羅小黒戦記短歌
頬を濡らすものが雨でも涙でも拭う小さな手が今はある /師弟
#羅小黒戦記短歌
しなやかな尾と月と宴の名残 春宵一刻値千金 /師弟
#羅小黒戦記短歌
あの頃のこの手は空であったのだと右手を伝う体温に知る
#黑限_1WDW「清明」
ねえ師匠この色そんなやじゃないよ綿毛と同じ色してるでしょ /小黒
#羅小黒戦記短歌
少しずつ満ちてくる夏の気配に狙い定めて撃て水鉄砲 /無限、小黒
#羅小黒戦記短歌
来年には丈の合わない外套を君に贈れることの嬉しさ
#黑限_1WDW「雨合羽」
「ねえ海はなんで青いの」「その昔涙をここに隠してたんだ」
#羅小黒戦記短歌
僕たちの1歩は同じじゃないからせーので幅を合わせて歩く
#黑限_1WDW「人間」
降る雨が蒼いということ しばらくは君がいたから忘れかけてた /老君
#羅小黒戦記短歌
せかいいちやさしいひとへ もう少しこの手は繋いだままでいたいな /師弟
#羅小黒戦記短歌
おはようと行ってきますとおかえりとおやすみなさいを君に言いたい
#黑限_1WDW「我也回家」
海を見せたい 星を見せたい 街を見せたい 広い世界をきみに/無限
#羅小黒戦記短歌
銃/槍斧/槌矛/弩/鎌/手鉾/剣/長弓 紫電一閃
劇場版 少女☆歌劇レヴュースタァライト/大場なな
きみが好きだった綺麗なきみが好きだった 違うのならばさよなら
劇場版 少女☆歌劇レヴュースタァライト/大場なな
ドルガバの香水☑ CLIOのパレット☑ 膝上スカート☑ サブマシンガン☑
ベイビーわるきゅーれ/ちさと
#ベビ短歌
ドタマ一発ぶち抜いていいのなら楽なのになあ、「…土日行けます」
ベイビーわるきゅーれ/まひろ
#ベビ短歌
将来も予定も未定、生きていくこととは部屋がかわいくなること
ベイビーわるきゅーれ/ちさととまひろ
#ベビ短歌
脱げかけのガラスの靴を落とさないことが俺なりの愛です、ダーリン
25時、赤坂で/白崎由岐
両腕も脳も蠢く違和感もすべて仮初 さまざまの夢
名にし負はばいざ言問はむ 鮮烈な花緑青は何処で生まれた
舞台刀剣乱舞/山姥切長義
俺のものではないが俺だけが知るものに触れるなそれを騙るな
舞台刀剣乱舞/山姥切長義
朝焼けが見たいだなんて相応な願いじゃないな 血振るいひとつ
ミュージカル刀剣乱舞/山姥切国広
俺たちも話をしよう 好きな酒だとか苦手な物事だとか
刀剣乱舞-花丸-/山姥切国広
心音を知っていたずっと昔から みどりはあおであったのだから
刀剣乱舞/山姥切長義、山姥切国広
美しいのは当然だ 死に際に見るならそれが相応しいだろう
刀剣乱舞/山姥切長義
己が身は1200度より出づる青 ではこの海は何処より来た
刀剣乱舞/山姥切長義
待っていたのかもしれない 似て非なるこがねが駆ける様を見るのを
同じだというなら同じだけ返せ 慈悲も矜持も秘す憧憬も
刀剣乱舞/山姥切長義、山姥切国広
掌の温度は違うということに安堵したのは見ぬ振りをして
刀剣乱舞/山姥切国広
欲しいなら求めてみろよ 見ぬふりで手も伸ばさずに与えるものか
刀剣乱舞/山姥切長義
神様が一番コスパが良い、だって神様は卒業しないから
#アイドル短歌「信仰」
あ、ここ、と思ってしまう 外れないソロパートまだ聞き慣れてない
ペンライト挨拶順に繰る ひとつ飛ばして次の子の色にする
#アイドル短歌「不在」
やっぱ今の季節が一番似合うよね、て春も秋も冬も言ってる
#アイドル短歌「夏」
同じ色目元に引いてつよくなる 今日のわたしはマジでかわいい
#アイドル短歌
世界一似合うねきっとその色の卵でうまれる生き物なのね
#アイドル短歌25のお題「メンバーカラー」
本物の星ですよって顔してる ほんとは星じゃなくたっていい
#アイドル短歌25のお題「演」
「こんにちは」「久しぶりだね」「じゃあまたね」右手に握るペンラ1本
#アイドル短歌25のお題「手紙」
たぶんきっと信じる者は救われる 両目つぶっていち、にの、さん、で
#アイドル短歌25のお題「魔法」
物事の初め/最上のもの/ほんの少し/もっぱら あと、君のこと
#アイドル短歌ワンドロ 「一」
お客様、エレベーターは途中階止まらずステージまで参ります
#アイドル短歌ワンドロ 「降」
息継ぎがあってよかった この曲がひとりじゃできない証明だから
#アイドル短歌ワンドロ「ふたり」
「人並みの」いろんなものを削ぎ落としきみは光の中にいるのだ
#アイドル短歌25のお題「諦め」
あーあもう終わっちゃうのか きみもきみもきみもわたしも7月生まれ
#tanka
昨晩のラインに既読つけながらかきまわすカレーは夏の季語
#tanka
てっぺんにメレンゲが乗るような洒落てるパフェでしか摂れぬ幸福
#tanka
「寝なければ日曜」なんて嘘だって明日のあくびは知っているのに
#tanka
小綺麗な街に住みたい 日曜にひとっこひとり歩かぬような
#tanka
寂しさが勝る夜だけ寄り添ってくれる彼氏か友達ほしい
#tanka
からっぽをランチでパフェでアイドルで埋めてようやく呼吸ができる
#tanka
観覧車乗っててっぺんちょっと前 これがなるほど天使の目線
#tanka
やわらかに鳴るレガートに救われることもあるだろ 木曜の夜
#tanka
布団から起き上がれなくてライン見てカーテン開けて満月 むかつく
#tanka
ライブ、パフェ、映画の続編、サイン会、旅行 来年までは延命
#tanka
月は黄色くて甘みが強いのでホットミルクにラムをひとさじ
#tanka
デザートは特別仕様の夜空皿、早くしないと食べられちゃうよ
#tanka
今夜皆かわいいね同じポーズして同じ空見て同じ顔して
#tanka
目に入る丸いものみな月に見える まさか空から逃げてきたのか
#tanka
福音も呪詛もひとしく子守唄とし惑星に幼子ねむる
水星の魔女
あの星になれないのならああせめて一番強くひかりたいのだ
水星の魔女/エラン・ケレス
地獄/天国 どちらでも僕の征く道であるのは変わりないのだ
水星の魔女 祝福/呪い
ほんとうはガラスケースに閉じ込めて抱きしめたまま眠りたかった
水星の魔女/シャディク・ゼネリ
鳥籠の鍵は右手にあったのに見ないふりした 今も右手に
水星の魔女/シャディク・ゼネリ
年ごとに生ひそふ竹の代々を経て
変らぬ色を誰とかは見む
アイドル短歌12月分まで
あの夏を忘れたくない 迷っても星を目指して歩けるように /Snow Man
僕たちの立つ場所すべてダンスフロア 爪の先までほらね、食べ頃 /Snow Man
ネイル?いやマスカラ変えた?ワンピース…は見たことがある、違うとこ、あと、 /Snow Man
お気に入りの香水、ローファー、リネンシャツ どこもかしこも美味しそうでしょ /Snow Man
心臓を喰い破りいま生まれ落つものは確かに己れであったか /ラウール
マドレーヌ、クッキー、スコーン、好きなだけ用意したならさあティータイム /宮舘涼太
「天使の日」だって ほんとの本物は知らん顔してそこ座ってる /ラウール
大きめのハートください、具体的には9人で住めるくらいの /Snow Man
"0.1せいのアイセント" 100倍したら何?さあ早押しでお答えください /阿部亮平
胸元にモダン、手首に革新を纏い僕らは瞬くブルー /Snow Man
海の水は透明なのに潜るほど青くなってく どこまでも青 /渡辺翔太
ヒーローもお誕生日があるのならそれが今日だといいな、なんてね /阿部亮平
クリスマスプレゼントなにか当ててみて、わりと豪華よ ヒント:金色 /佐久間大介
聖者にもロックスターにもなれるこの天鵞絨の幕が上がる限りは /宮舘涼太
いつも聞く麓の里と思へども
きのふに変る山おろしの風
アイドル短歌7月分まで
『武器各種取り揃えてます』花だけを連射していくマシンガンとか /佐久間大介
指先がなぞる鏡面それさえも甘いんだろね、“君は完璧” /Snow Man
降る雪がこんなカラフルだってこと10年前は知らなかったな /Snow Man
散り際が美しいのはまた次の春も誉れに花は咲くから /Snow Man
特大のパーティー用のクラッカー鳴らす権利をあげる、派手にね /深澤辰哉
5階から見える灯りに願いごと唱えてそっと夜に吹き消す /深澤辰哉
やわらかな夜だ 世界が幸せであれと祈って許されるような /深澤辰哉
ときめくかときめかないかを「ときめく」の箱の中からきみが仕分ける /向井康二、ラウール
ポケットに詰め込んできたきらめきをこれもあげたいこれもあげたい /佐久間大介
Idolは愛で始まりヒーローの名前は最後iで完結 /阿部亮平
ステップは左足から軽やかに 春宵一刻価千金 /Snow Man
朝焼けに街が一瞬きんいろに染まる時間を永遠と呼ぶ /岩本照
曇りでも雨でも見える三日月はな〜んだ?ヒント、チョコ食べた顔 /岩本照
本日より春の役目を仰せつかりました次の花が咲くまで /佐久間大介
グリーンとピンクは補色、えっすごい色相環の上でもシンメ /あべさく
待ってむりr=1-sinθは尊すぎじゃん /あべさく
Hey boy, 上手に「待て」ができたならとびきりシックに決め出掛けよう /深澤辰哉
天候は晴れ、この空はどこまでも続くよ Have a good flight! /阿部亮平
ゆびさきでふれる刹那を永遠に、藍を真紅に、熱を凍りに /佐久間大介
ぼくたちは似てないけれど夕焼けに染まるくちびる同じ色だね /Snow Man
潮騒がカーステレオの向こうから流れて夜風鮮やかに夏 /Snow Man
パーティーは18時から 太陽も来るって、それじゃまだ明るいね /向井康二
何色が似合うかな 今8着をどれから着るかめちゃ迷ってる /向井康二
墨染めの軌跡ヒミツを埋め込んでざわりスカート翻し征く /ラウール
飛ぶための羽はいらない 重力も足も枷とは思わないから /ラウール
まだLv.30だからおれたちの旅はまだまだこれからだ!てね /佐久間大介
はかなくて過ぎにしかたを数ふれば
花にもの思ふ春ぞ経にける
アイドル短歌1月分〜3月分
1月
少しだけぎこちなかった花の名も鼓膜にやわく染む春隣 /Snow Man
きみの名は春の約束 この先も逢うべき春に花は色づく /Snow Man
2月
約束をしとこう、それじゃ人生のいつかどこかでハチ公前で /目黒蓮
梅、ミモザ、菜の花、椿、福寿草、スノードロップ、あともうひとつ /目黒蓮
「おめでとう」に照れちゃったんだローファーも 第二ボタン分の背伸びして /ラウール
水よりも濃いなんてそれほんとなの?8000円の天然水より? /Snow Man
3月
家電付き9人部屋で駅近の惑星どこか空きありますか /Snow Man
春雷は鴇色 夜を引き裂いて目を覚ませよと呵うかみさま /ラウール
左手に透ける血潮と花束とショートケーキとハートマークと /宮舘涼太
生活が変わって心の余裕がなくなっていますが 落ち着いたらまたいろいろ目を向けたいな
いにしへにありきあらずは知らねども
千歳のためし君にはじめむ
アイドル短歌7月から
7月
捕まえておいた桜にワン・ツー・スリー、魔法で踊るピルエット /佐久間大介
もし今夜雲を散らしてくれるなら花も乙女も春を言祝ぐ /佐久間大介
通ひ路をそっと閉ざしてこのまんま地上で花と踊りませんか /佐久間大介
運命は百万回目に微笑む 臆さず進め、心臓はここだ /Snow Man
「おはよう」で世界は変わる レモン色ソーダにバニラアイス浮かべて /Snow Man
うつくしきもの、心臓が送り出す愛で成長してゆく身体 /佐久間大介
ポケットの中にはきらめきがひとつ、増やして春に降らせるつもり /佐久間大介
8月
日焼けした腕並べたらおそろいがひとつ増えたねって笑い合う /目黒蓮、向井康二
初雪に口づけひとつ、流星は蜂蜜色の宝箱のなか /Snow Man
弾丸は一発、貫通銃創がハート型ならかわいいでしょう? /阿部亮平
入道雲を蹴飛ばして目が覚めたタイミング、いま一緒だったね /深澤辰哉、阿部亮平
9月
進化とはいま朝焼けに歩き出す旅路の果てに問われる真価 /Snow Man
10月
あたたかな手を握る あったかいねとあたたかな手のひとが微笑む /目黒蓮 ラウール
11月
本当はわかってるけど お城には馬車がなくても行けるってこと /Snow Man
29年前生まれた8つ目の音はあおいろ宿して霜夜 /渡辺翔太
かわいいの方程式=砂糖+スパイス×2+28 /阿部亮平
12月
きみの目がぼくを見るとき 真夜中に月の光に触れた気になる /Snow Man
心臓に溜め込んできた煌めきが1年分の弾薬 くらえ! /Snow Man
良いお年をお迎えください。
久方の天の河原の渡し守
君渡りなばかぢかくしてよ
アイドル短歌6月分
まだあげ初めし前髪の はじまりは夏を透かしてレモンイエロー /Snow Man
ノックした扉の向こう、光の先、待っていたのは君だったのか /Snow Man
ブラウスがはじき返した炭酸に夏は宿って君が笑って /Snow Man
ちょっとだけ涙が出るのは夏のせい、炭酸のせい、君のせいだね /Snow Man
君がふと伏せたまつげに千年の恋ぞ積もりて淵となりぬる /Snow Man
夏色の果実ふたつに割ったなら色鮮やかに世界がわらう /Snow Man
心臓に狙い定めてばきゅん、もうきみのハートはオレンジ色です /向井康二
千年を撚って紡いだ糸ならば終わりが来ても千切れやしない /Snow Man
運命は在るんじゃなくて運命にする 赤い糸探し出すから /Snow Man
22時、電波の海で待ち合わせ うきわ何色買ったか当てて /目黒蓮
世界ごと掴んじゃえなんてったって愛から生まれてきたんだから /ラウール
恐竜も18歳になるときはちょっぴり照れてたりしたのかな /ラウール
地上へと降り立ってから18年、「足」ってやつもけっこう便利 /ラウール
散り際も美しくあれ 春を咲く花の名前を背負うのならば /Snow Man
五月待つ花橘の香をかげば
昔の人の袖の香ぞする
アイドル短歌5月分
あの星の名前は何と問う声に答える9つ分のステップ /Snow Man
両手から溢れるほどの幸運をきらきら纏ってパープル・パッチ /深澤辰哉
ドロップの缶を振ったらグレープが出たときみたいな幸福ひとつ /深澤辰哉
深呼吸3回、柏手2回、人生は1回きりの舞台だ /Snow Man
月はまた満ちる桜はまた春に続きのように浮世に咲う /Snow Man
きんいろに光った星を捕まえてケーキの上に飾ってあげる /岩本照
じゃんけんで勝ったら左の足からチ、ヨ、コ、レ、イ、ト、で一番乗りだ /岩本照
朝靄と焼きたてパンのにおいから生まれた雷鳴やわらかく夏 /岩本照
満月をふたつに割ってちょっとだけ大きい方をこっそりあげる /あべさく