やまとうたは、

人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。

2020-01-01から1年間の記事一覧

降りそむる今朝だに人の待たれつる

深山の里の雪の夕暮れ アイドル短歌11月分 翼をくれたなんてこと言うけれど肩甲骨をつついただけさ /佐久間大介 ご来場いただく今夜の公演は土星ステージペンライト付き /目黒蓮 爪の先までひとつなぎ音楽を奏でるための青い咆哮 /渡辺翔太 約16000K、確かに…

春霞かすみていにし雁がねは

今ぞ鳴くなる秋霧の上に アイドル短歌10月分 うさぎうさぎ何見て跳ねる こっそりと指で描いた愛見て跳ねる /阿部亮平 ショーケースの中で君のくちびるに一番相応しいのは僕だよ /Snow Man くちびるがなぜあるかって果てのない僕らの旅をものがたるため /Snow…

秋の夜の月の光しあかければ

くらぶの山も越えぬべらなり アイドル短歌9月分 気まぐれに小指ではじいて見せてみて その白銀の一等星を /ラウール 秋来ぬと目にはさやかに見えねども 付ける香水新しくした /宮舘涼太 背景を青一色で塗るようなそんな季節はもうすぐ終わり /向井康二 色男…

夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを

雲のいづこに月宿るらむ アイドル短歌8月分 好物は青色 特に梅雨明けの広々とした空の青色 /渡辺翔太 かき氷器で作られる雪山にたらりたらりと粧いの青 /渡辺翔太 折りたたみ式です。色も豊富です。おひとついかが、携帯用羽 /佐久間大介 レモン水越しに青空…

夏の夜のふすかとすれば郭公

鳴くひと声に明くるしののめ アイドル短歌7月分 朝食のめだま焼き見てなんとなく嬉しくなってもいいということ /Snow Man 今日だけはスポットライトも花束も桜吹雪も全部浴びてよ /佐久間大介 初雪を手にとったとき、ああ、愛はこういう形なのかと知った /Sn…

白露の玉もて結へるませのうちに

光さへ添ふ常夏の花 アイドル短歌6月分 きみのこと好きでよかった また春が来るのを待ってるって言えるから /Snow Man あの月のちょっと欠けてるとこ、実は夕飯のあと味見しちゃった /ラウール 遠足と運動会のおべんとはシャケとたらこと梅干だった /Snow Ma…

たちばなのにほふあたりのうたた寝は

夢も昔の袖の香ぞする アイドル短歌5月分 行く春の代わりに花を咲かせましょう 匂ひぬるかな薄紅、ひらり /Snow Man 最強の大人なのです なぜならば8輪の花を抱いているので /深澤辰哉 深海の底から空へ手を振って28回目だった昨日 /深澤辰哉 奇跡とか、必然…

夕暮れはいづれの雲のなごりとて

花たちばなに風の吹くらむ アイドル短歌4月分 この世界を変えるのなんてわけないよ ステップひとつ、ウインクひとつ /ラウール ベランダに出てみた 月はここからは屋根が邪魔して見えないみたい /向井康二 覚えてる メトロノームのカウントがひとつカチリと…

山高み見つつ我がこし桜花

風は心にまかすべらなり アイドル短歌3月分 撃ち落とすなんて誰にもできないよ 銀河系一速い彗星 /ラウール 心臓がドクンドクンと吼えている さながら獣、獰猛なほう /佐久間大介 天球に穴が空いたと思ったら満月だった話でもする? /渡辺翔太 地下鉄に乗っ…

声絶えず鳴けやうぐひすひととせに

ふたたびとだに来べき春かは アイドル短歌2月分 おまたせ!雪をお届けにやってきました4,312km /Snow Man 春の日を迎えることは永遠の誓いと似ている いつくしみふかく /Snow Man 待ち侘びた船出の朝を覚えてる 右の寝癖が直らなかった /目黒蓮 飛行機の窓か…

時は今は春になりぬとみ雪降る

遠き山辺に霞たなびく アイドル短歌1月分 デビューおめでとうございます!!!!!!!!! 初晴や スノードームに降る雪に重ねる春を待ちわびる花 /Snow Man 昼の月より青白く夜の月より銀色な靡くたてがみ /ラウール 吐く息の白さ 3週間後には地球を発って…

初雪のふるの神杉うづもれて

しめゆふ野べは冬ごもりせり アイドル短歌12月分 おなかの中詰めてるニトログリセリン なにもしないよ、持ってるだけで /ラウール もし解除失敗しても大丈夫、最後の晩餐済ませてきたし /深澤辰哉 歩くより走ってくより早く着く 爆風も泳いでこそのスワン /…