やまとうたは、

人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。

降りそむる今朝だに人の待たれつる

深山の里の雪の夕暮れ





アイドル短歌11月分





翼をくれたなんてこと言うけれど肩甲骨をつついただけさ /佐久間大介


ご来場いただく今夜の公演は土星ステージペンライト付き /目黒蓮


爪の先までひとつなぎ音楽を奏でるための青い咆哮 /渡辺翔


約16000K、確かにまあそれくらいには燃えているけど /渡辺翔


パーティーの終わりに小指捕まえるからボルドーは落とさずにいて /宮舘涼太


出航の号令は今、行先は一等星の方へまっすぐ /岩本照


左目に嵌めた宝石少しずつ緑が深くなってきたでしょ /阿部亮平


来年の約束をしよう 花が咲く頃またここで待っているから /Snow Man


紺色のスーツの袖をついと引く もうすぐ冬が街にも届く /深澤辰哉


おとといは天体観測してたから見ていた色が移ったのかも /岩本照


大きめのラピスラズリを砕いたら一房染めるのに使ってよ /岩本照


何色かたとえるならば朝焼けを半分染めるネイビーブルー /岩本照


右目からぽたりと落ちた一滴が海の雫になるのを見てる /Snow Man


ハンモックほしいな 今日の月なんて吊るしてみたらちょうど良さそう /阿部亮平


描いてたよりも遠くへゆくための翼を創り出すための今日 /Snow Man


左手は星を掴むため 右脚は春疾風さえ追い抜かすため /Snow Man


カーテンを開けて快晴 飛行機の描く白線27cm /阿部亮平


メレンゲに砂糖と砕いたピスタチオ ガナッシュは星のかけらを添えて /阿部亮平


カレンダーなぞる 今年はあと何度かわいいセーター着られるのかな /阿部亮平


円柱の体積を求めなさい なお、イチゴの高さを加味するとする /阿部亮平


日曜の夜をふんわりかき混ぜてお鍋に入れてとろ火で2分 /向井康二






来年元気な姿で会おうね!大好きです!