やまとうたは、

人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。

夕暮れはいづれの雲のなごりとて

花たちばなに風の吹くらむ



アイドル短歌4月分








この世界を変えるのなんてわけないよ ステップひとつ、ウインクひとつ /ラウール


ベランダに出てみた 月はここからは屋根が邪魔して見えないみたい /向井康二


覚えてる メトロノームのカウントがひとつカチリと鳴っていたこと /ゆり組


おやすみからおはようまでの間には琥珀色した星が降ってる /阿部亮平


金星の上から歌を送るから泣きたいような夜は聴いてよ /佐久間大介


青色は地球に向けて出発し唯一海に飛び込む光 /渡辺翔


赤色はほころぶ前の花びらにそっとくちびる震わせる愛 /宮舘涼太


食べたことないから断言しないけど愛って多分いちご味でしょ /深澤辰哉


あの春に摘まずにおいた花たちへ お元気ですか?こちらは快晴 /深澤辰哉


恐竜はよくばりだから8個分人より多く愛を食べてる /ラウール